混ぜるな危険!・・「投資」と 「トレード」の違い 整理しました!

この記事で、「投資」と「トレード」の違いを整理します。

 

この違いが分かるだけで、金融商品や金融サービス等について、どのように向き合ったらいいのか?、そもそも自分に合うのか?、必要なのか?が分かってくると考えます。

タイトルに記載した通り、自分が今「投資」をやっているのか?「トレード」をやっているのか?分からない状態こそが、非常に危険な状態なのです・・・

関連記事出来たら追加していきます。また、私の知識が更に深まったら、加筆していきます。

 

 

「投資」と「トレード」の違い

  投資 トレード
意味 最初から見返り求めず
長期的な視点で
リターンを考える
 安く買って、
高く売る
 期間  長期  短期~中期
 利益の見込み  予想しにくい  デモ等で利益が出ることを
確認してから始めるのが
大前提
時間感覚 遊牧民的
全ては神の思し召しのままに
キャンペーン型稲作
時は金なり
 リスク対策  ・バリュー投資
(積み立て投資も含む)
・分散投資
 損切り
 評価損失  避けられないもの  好ましくない
必要に応じて損切り
   投資  トレード
 好ましい銘柄  なくならず、
保有するだけで
収入が入るもの
 特に制限はない
「売り」でも入れる
 まず持つべき
姿勢
欲を出さない
投資すると決めたら、
諦めず続ける
いきなり始めない
デモ→少額資金と
ステップアップする
 金融機関選ぶ際の
ポイント
 コスト、特に
取引維持手数料の
安いところ
 場合による
手法で優位性のある
ところ
 勉強  ・お金に関する知識
(マネーリテラシー)
・投資対象に関連する
視野の広い知識
 自分に合う手法を
極める
(誰よりも知っており
使いこなせるという

レベルまで)
   投資  トレード
利益の本質  社会の仕組みに根差し、
なくならず、あるいは
社会とともに成長するもの
 お金の奪い合い
 難しさ  本来、易しいものでは
あるが、誘惑も多く

ぶれずに続けにくい
 他人との競争
必ず利益出ないひとが出る
 取り組んでいるひとの
呼び方
 投資家・・だが、
本物の投資家は少数
 トレーダー
 苦しい時期  評価損失を抱える、
一般的に不景気の時期
 損切りが続く時期
   投資  トレード
 メリット  投資対象がなくならなければ
粘り勝ちも可能
・ レバレッジもかけられる
・得られる収入は安定しやすい
 デメリット ・長期間、続ける必要ある
・不況時は大体、準備期間
 安定し、勝てるように
なるまでの道のりが長い
 職業に例えると  経営者  技術者
責任の所在 自己責任

 

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<意味>

金融型の投資で考えてしまうから、トレードと混同してしまうのであって、本来の投資の使われ方で考えてみましょう!!

自己投資、人材投資、設備投資、研究投資・・・どれも、「安く買って、高く売る」なんて意味で使われませんよね?

 

安く買って、高いとき売るのが「投資」?? 誤解 していませんか?

 

人との縁に投資する~投資はカネだけじゃないし、冷たい言葉でもない

 

 


<期間>

投資は、長期間になりがちです。

短期~中期で利益を出そうとすると、トレード(投機)になります。トレードは長期間では、優位性がなくなっていくものもあります。

 

今だからこそ、長期投資考えませんか?

 

NISA、つみたてNISAとの、ストレスのかからない付き合い方

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<利益の見込み>

「投資」にしろ「トレード」にしろ、利益が出そうだから始めるものですよね?

しかし、その当初予想した見込み利益は大抵外れます。

分からないものと割り切るのが「投資」で、ちゃんとデモ等のフォワードテスト(検証)を行い、利益を見定めてから始めるのが「トレード」です。

 

“すぐに飛びつく”でもなく、“何もやらない”でもなく、”待つ”

 

 


<時間感覚>

「投資」は、残念ながら日本人の時間感覚には合っていません。

日本人的 時間感覚を改めるか、「トレード」をするか 一度よく考えた方がいいと思います。

 

投資で損する日本人 多いのは、日本人の気質もある?前編・時間感覚

 

 


<リスク対策>

「投資」のリスク対策は、価格がどこまで下がるか分からないけど、出来るだけ、安い価格で買おうとする手法である、“バリュー投資”が基本です。

対して、「トレード」のリスク対策は、ある価格まで下がったら、損失を確定させ一時撤退する“損切り”です。

 

唯一の初心者向けの投資法 ”積み立て投資” で色々 計算した結果

 


<評価損失>

「投資」は、価格が下がる時期を挟むことによって、利益を伸ばすことも出来ます。価格が下がる時期を挟む際、評価損失は避けられません。(金融型の投資でなくても、必ず損失を抱える時期はあります)

対して、「トレード」では、評価損失の放置は好ましくありません。ある価格で潔く見切りをつけ、損切りすることが、重要となってきます。

 

長期投資で、世界情勢,評価損etc 気になってしまう方へ 私からの提案

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<好ましい銘柄>

投資対象として好ましい銘柄は、長期的に存在し、何らかの優位性(例えば、保有するだけで収入も入り複利運用も出来る等) を持つものです。

対して、トレード対象に、制限はありません。証拠金取引では、「売り」からでも入れます。

 

投資色の強い金融商品か?投機色の強い金融商品か?見破る簡単な基準

 

 


<まず持つべき姿勢>

金融型の投資に限らず、どんな「投資」でも言えることですが、“投資すると決めたら、諦めず続ける”ことです。

「トレード」で、最も大事な姿勢は、“いきなり始めない!!!”・・・これに尽きます。

 

私の、リスクが高いものへの投資例 前編:スポット購入の場合

 

私の、リスクが高いものへの投資例 後編:積み立て購入の場合

 

強いメンタルを持つために、本当に必要不可欠なもの とは?

 

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<金融機関選ぶ際のポイント>

「投資」における金融機関の選び方は、シンプルです。どこが、最もコスト(特に取引時の維持手数料)が安くなるか?・・・です。

対して、「トレード」の場合は、一概に言えません。手法によって、購入時の手数料が安いところであったり、取引がしやすいところであったり、自動売買出来るところであったり様々です。

 

金融機関、どこがいいのか迷ったら→→ 具体的な数値で比較した結果

 

 

維持手数料 vs 購入手数料 どの位、差がつくのか試算結果が▲〇

 

 


<勉強>

「投資」での勉強は、いざというときに、周りに流され右往左往しないために行います。

一方、「トレード」での勉強は、自分の持つ手法への一点集中でも構わないです。「トレード」で利益を挙げることは基本的に難しいので、中途半端な知識は、さほど役に立ちません。

 

投資銘柄や手法を追いがちな方へ、最後に1つだけお願いがあります。

 

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<利益の本質>

「投資」の場合、資本主義下での株式投資のように、資本主義が継続する限り、なくならず、社会の発展とともに価値があがっていくものが、利益の本質です。

一方、「トレード」は、言ってしまえば、お金の奪い合い です。必ず、敗者が出ます。だから、一般的に難しいです。

 

バランス型投資に不都合な 超有名な データ、ご存じですか?

 


<難しさ>

「投資」はしっかりした考え方を持てば、本来、易しいものですが、世の中には、貴方を誘惑するものや不安にさせるもので、溢れています。継続しにくい点が難しさです。

「トレード」は、他人との競争です。他人だって、トレード技術を進歩させています。その中で、他人を上回っていく必要があります。

 

なくならないものだったらバブル崩壊は怖くないです *現物取引限定

 

 


<取り組んでいるひとの呼び方>

「投資」に取り組んでいる方は、“投資家”と呼ばれますが、本当の意味での投資家は少数です。

私見ですが、インデックス型の投資信託やETFをされている方、シーゲル流の株式投資をされている方、米国株でDRIP戦略(配当金再投資による複利運用)をされている方等が当てはまると考えます。

「トレード」をやってて、その行為をしっかり認識されている方は、“トレーダー”と名乗ります。

 


<苦しい時期>

「投資」では、評価損失を抱え、苦しい時期が長く続きます。そういうものだと割り切る姿勢が大事になってきます。

「トレード」では、自分の使っている手法と合わない相場状況のときが苦しい時期です。苦しい中でも、どうしたら、損失を減らせるか考え、エントリーを絞る等の改善をしていく必要はあります。でも、この時期に手法を変更することは、手法探しのループに陥ります。

 

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<メリット>

「投資」は投資対象がなくならなければ、積み立て投資や複利運用を駆使し、粘り勝ちすることも可能です。

「トレード」は、投資よりも安定した収益が期待出来ます。証拠金取引では、レバレッジをかけ、より大きく稼ぐことも可能です。(なお、出来るようになったらの話です)

 

下落相場で 複利運用がどの位、有効なのか? 計算してみましたっ

 


<デメリット>

「投資」は長期間になりがちです。特に、不況時期は・・・試されます。

「トレード」は、安定して勝てるようになるまでが長いです。その間、大きな損失を出さないように、自制心を持って、取り組む必要があります。

 

 


<職業に例えると>

「投資」と「トレード」、分かりやすく、職業に例えてみました。(私見です)

投資家は、いわば経営者です。不確かな将来の中で、どの事業に力を注ぐか、決め、、芽が出るまで研究、人材、設備等々に、長い目で投資していく必要があります。

トレーダーは、技術者です。相場からお金を稼ぐ手法は、多種多様です。全てを知る必要はなく、1つの手法を専門家のレベルまで極める必要があります。

 

 


<責任の所在>

なお、最後に、責任の所在について書きます。

投資は自己責任と言いますが、厳密には違います。どんなビジネスも自己責任です。

 

 

貴方や貴方が護りたい人を、最終的に護れるのは、貴方しかいません。

(私は決めるまでに、様々な意見を聞いた方がいいとは思いますが)
誰の言うことを聞くのか、どんな投資・トレードをするのか、決めるのは、貴方です。

 

 

私が 誰もが投資をやってみたらいいと思う、ただ1つの理由

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