同一通貨内のブリッジなら、リップル抜きが低コストではないですか?

今回も、ビットコインに代わる、新たな概念を持った仮想通貨「ブリッジ通貨」リップルについて、お金の管理人として、投資上の懸念点2つ目を申し上げます。

この記事は、前回の記事新たな概念の仮想通貨リップルの発行上限の撤廃されませんか?の続きです。

なお、繰り返しとなりますが、私は、これ以上値上がりが起こらないとも、リップルがなくなる可能性があるとも言う訳ではありません。貴方の確実なリップル投資での成功に結びつけて頂きたいという想いで書いています。(成功の暁には、貴方の経験・財産等を貴方の周りの社会にご貢献下さい)

 

リップルRipple)は正式名称は、XRPといい、アメリカのリップル社が構築しようとしている金融システム内の、リップル社が管理する唯一の仮想通貨です。

リップル社でまず構築を目指されているシステムは、国外金融機関への送金です。

国内金融機関(USドル)→リップルに両替国外金融機関(USドルに再度両替)

つまり、リップルを介したやり取りでは、2回、両替する必要が出てきます。

そのときのタイムラグ内にリップルとやり取りしたい通貨間で為替変動があった場合、両替時、為替変動による損益が付与されます。

為替変動による損益について、極端な例で説明します。

100 USドル(=1万円)、送金したいとします。

1リップル = 1USドル のときに、100USドル、リップルに両替すると、100リップルになります。

しかし、次の瞬間に、 1リップル = 0.9USドルになったとしたら、90USドルに両替されます。

つまり、為替変動により、90USドルしか送金出来ず、10 USドル(=1000)してしまいました。

為替変動による損益では、勿論、利益になる場合もありますが、ブリッジ通貨として、不安定な追加の手数料が発生することは望ましい状態ではありません。

現在のリップルを使用した資金移送速度は510程度です。(ビットコインで同じことをやろうとすると、1時間以上かかります)

そのような早い速度では、リップルの取引が活発に行われるようになれば、(すなわち、流動性が高まれば)問題はないだろう・・・と考えるのは、早計だと考察します。

FXでの短期中期の取引を経験した方ならよくご存じかと思いますが、510秒で、流動性の高い、USドル/円やユーロ/USドルでも大きな相場変動が起こることがあります。

リップル社の技術向上により、今後、1秒未満のごく短時間で資金移送を完了することも考えられます。

しかし、FXの自動売買では、そのような短時間でも、価格の偏りを瞬時に察知し、利益が挙げられるプログラムも存在するようです。(ファンド等の大口取引先が、取引に利用しているそうです。)

リップルを介して、大量の資金移送時に、一時的な価格の変動が起これば、その変動が“どんなに短時間”であっても、反対売買を行い、利益を得ていく手法も考えられます。(反対に、資金移送をした顧客が不利益を被ることが考えられます)

リップルがどの通貨とも連動していない形で、ブリッジ通貨としての役目を果たす場合、為替変動による損益が出ることは避けられないと考えます。

同一通貨での資金移送にリップルを使うことは、経済的合理性に合わず、必ずしも、低コストの取引にならない、と言えると思います。

リップル社の顧客先のはずの、みずほ銀行は「Jコイン」という日本円に連動した仮想通貨を検討しているというニュースが流れました。

ここから本文ですみずほ「Jコイン」実証実験 来年3月にも QR決済、地銀と連携(2017年12月27日)

私は、「Jコイン」なるものが、日本円の間のブリッジ通貨になるに違いないと言っている訳ではありません。

リップル社の顧客先の金融機関はあわよくば、国内の法定通貨(例えば、日本円やUSドル)と連動した仮想通貨を立ち上げたいと考えていると言っているのです。

リップル社と顧客先のせめぎあいは、他のビットコイン等の仮想通貨も交えて、何年間は混鈍とした状態が続くと考えます。

私の予想ですが・・・最終的には

リップル→異なる通貨間のブリッジ、技術的な問題で独自の仮想通貨を持っていない国(後進国?)の通貨のブリッジ

先進国→国内の法定通貨と連動した仮想通貨でブリッジ(日本円やUSドルがそのまま仮想通貨として、日本やアメリカで統一されていく可能性もあると考えます)

ビットコイン他→主に、治安が悪い国や地下組織での隠し資産

となっていくのではないでしょうか?

以上、リップルに対する過度な期待は禁物と考えますが、日本人に合っている投資対象だと考えます。

法定通貨に刃向かう存在であるビットコイン等とは異なり、リップルはアメリカが暗に購入を推奨している仮想通貨です。盲信は危険ですが、長期的な視点で買っていけば、堅実な投資先になると考えます。

こちらでも書いています→貴方の投資先の、その通貨、利権にどれほど、まみれてますか?

 

リップルの投資に興味を持った方は実際にされている方のブログをご案内します↓(不動産投資等で得た余裕資金を他の銘柄と合わせた分散投資及び積み立て投資されており、資金運用のお手本になると考えます。)

【チャンス】仮想通貨リップル(Ripple)を買うなら今がチャンス!

また、リップル等仮想通貨で、現在、多大な利益を挙げている方は、ひとに勧める際、利益が出ているからこそ持っていて欲しい考え方があります↓

理解していますか?ビジネスの負の本質

なお、私はリップル自体には投資していませんが、偶然にも、最近、リップル関連銘柄に投資しています。そちらについては、後日、説明します。→詳しくはこちら

 

今回が、今年、最後の投稿になると思います。皆様、良いお年を!

 

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