勝ち組/負け組分かれる日本社会・・でも世界で見たら、みんな○○組

本記事は日本で拡大しつつある格差社会に触れますが、本題はそこではありません。

掲示する複数の資料をもとに、日本社会の問題点考えるきっかけにして頂けたら幸いです。

まずは格差社会についてです。

格差社会、格差社会と言うけれど、実際のところどうなのか？資料確認することが出来ました。

上図 1989年(緑)と2016年(赤)に注目して欲しいのですが、

● 300万円未満所得が少ない側は、2016年(赤)が1986年(緑)より増えてます。

そして、

〇 1200～2000万円所得が多い側も、2016年(赤)が1986年(緑)より増えてます。

で、確かに格差開いており、(国内だけでみると)勝ち組・負け組分かれているようです。

貴方がこのお金を管理するブログ見てくれているということは、

貴方もお金の問題に困り、負け組の方にはなりたくない、あるいは何とか脱したいと思っているのだと推察します。

もう少し具体的なお金に困っている方の実情を分かるデータもご紹介します。

貯蓄ゼロ世帯・・・銀行に預金はあるけれど、余裕資金ではない貯蓄出来ず、使い切ってしまう世帯がどの位いるかとデータです。

20代 6割が貯蓄ゼロ世帯となっています！！

他の世代も3～4割は貯蓄ゼロ・・・

(なお、黄色の枠で急増していますが、2014年4月に消費増税があり、その関係を見るため枠で強調されています。)

そして、生活が苦しいと感じている世帯の割合…

全世帯で6割近く、

母子家庭では何と 8割超・・ほとんど　生活が苦しいと感じています！！

ちなみに引用の動画中の山本太郎議員は母子家庭で育ったようです。

今、生活に困っている方はこの現状でやるせなさ・怒りをも感じるでしょう。

そして、今は大丈夫だけど、将来が不安だという方は、以上の話、身をすくむ思いをするでしょう・・・

自分は勝ち組だ。関係ない　という方も、もしかしたらいるかもしれません。。

(本題に入りますが)

大丈夫です。

世界からみたら、

みんなみんなこの20～30年

負け組です！！

ますは、企業から見てみましょうか・・

平成元年と平成30年の世界時価総額ランキングの比較を見て
本当に日本という国は凋落したのだなと思った pic.twitter.com/BKc95Do7FR
— 那智 (@Q_SA_I) 2019年2月21日

30年前が懐かしい・・・

図拡大しても見れますが、今は35位にようやく日本企業(トヨタ)がランクインしています。

次は、賃金の過去20年の推移です。

実質賃金指数の推移の国際比較(全労連)より引用

世界他先進国から引き離され、凋落の一途

もはや発展途上国並みの賃金なのかもしれません・・・

で、ここまで書くと、円高・円安どうなんだとか疑問を持つ方もいるかと思いますので、値動きのチャート載せます。

Investing.com からデータを取得し作成

ドル円相場、30年間ほとんどレンジです。

日本の長期の凋落、円安・円高のせいではないのです！

じゃあ何が問題？、参考のために経済の入門書の記述を引用します。

デフレの問題
「所得が低くても、物価が安ければそれでいいのでは？」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。ファーストフードの料金だけでなく、燃料も、資源も、車も、飛行機も、すべて「国際標準価格」で動きます。日本が成長しないと、それらのものは「高くなる一方」になります。実際に輸出車の価格はどんどんと上がってきており、所得の上がらない日本人の感覚からすると、「高いなあ」と感じるものになっています。
しかし、世界ではそれが標準価格なのです。

中高の教科書でわかる経済学ミクロ篇

輸出車日本販売価格（4月　万円）	2004年	2008年	2012年	2014年
VW　ゴルフ　GTI	325.5	329.0	368.0	383.3
VW　ポロ　1.4・TSIハイライン	203.0	199.0	242.0	246.0