“すぐに飛びつく”でもなく、“何もやらない”でもなく、”待つ”

今回は、“待つ”ということについて、記事の紹介から入ります。

投資でも、トレードでも、“待つ”ことが重要ですが、ビジネス全般についても同じなのだな~と感じさせるエピソードです。

 

 

売れる営業 富士フィルムデジタルプレス 蔭山弘道さん
粘りと勘バレー仕込み 元五輪選手印刷機販売もトップ

インクジェットデジタル印刷機を販売する富士フィルムデジタルプレス(東京・江東)の営業部第1グループ担当部長、蔭山弘道さん(50)は元バレーボール選手で五輪に出場した異色の経歴を持つ。今は市場で稼働する富士フィルム製のデジタル印刷機の2割を売るトップ営業マン。バレーで培った勝負勘と粘り強さで、今日も営業の第一線で戦う。

(中略)

大学時代は日本代表として1988年のソウル五輪に出場した。2000年に引退。同世代の仲間が指導者に転じるなか、蔭山さんはバレー人生に一区切りをつけた。「スポーツの経験を生かして営業をやりたかった」からだ。

配属されたのは印刷システム事業部(現グラフィックシステム事業部)。刷版などの印刷材料を扱う部署だが、商品知識はゼロ。じっとしていられず、とにかく顧客の元に通った。

前任者が門前払いされた企業にも臆せずに飛び込んでいった。そうした日々が営業マンとしての血となり肉となっていった。

忘れられない商談がある。まだ営業に転身して日が浅い2002~2003年に、年間売上高1000億円規模の印刷会社を担当した。当時、その会社は富士フィルムの印刷材料を一切使っていなかった。

どうすれば採用してもらえるか。蔭山さんは「商品を使ってください」とは言わず、過去の経緯や要望を聞いて回った。名刺交換した後は記載されている番号に電話をかけ、関係を築いていった。次第に幹部陣とも親しくなり、細かい情報を話してくれるようになった。ピーク時は「また来たの」と言われながら週3回は通った。フットワークの軽さと対応の速さには何よりもこだわった。

そして、千載一隅のチャンスが巡ってきた。その印刷会社と競合メーカーとの間に印刷に関するトラブルが起きたのだ。ここが勝負どころ。

「ぜひうちにやらしてほしい。万が一、同じようなことがあれば、私を担当から外してください」と頼み込み、印刷のテストをする機会をつかみ取った。

技術の担当者たちと入念に下調べをしてテストに臨んだが「前日は眠れなかった」。無事テストをクリアし、まずは1ヵ所を富士フィルムの製品に置き換えることに成功した。その後は印刷会社が持つ全国のグループ会社を回り、効果を説いた。最後はグループ会社を含めて全てを富士フィルム製品にした。

(中略)

だから売れる

●じっと待つ

最初は過去の経緯や要望を聞くことに徹し、勝負どころで強気の提案をする

(以下抜粋)

日経産業新聞 (2018年3月1日)より引用

如何でしたでしょうか?

考えさせられるエピソードだったのではないでしょうか?

 

引用記事中の蔭山さんは、非常に行動的な方です。

しかし、すぐに商品を買って下さい!!と売り込んでいたわけではありません。

機会を伺い、じっと待っていたのです!!

 

これ、エピソードとして書くのは簡単だけど、中々、真似出来る行為ではありませんよね?

感情に動かされて、「買って下さいよ~」とでも、ぽろっと、本音が出てしまうことだって、あるかもしれません。

でも、蔭山さんはしなかった。

 

それなのに、(将来の)顧客先には通って、地道に交流、情報交換をしていった。

競合メーカーがトラブルを起こした勝負どころで、強気に出るにしても、それには、きちんとした裏付けがなされていたと感じます。

 

勝つべくして勝っている と考えます。

 

 

投資やトレード・・だけでなく、ビジネス全般でも、“すぐに”始めないことを悪いように言う方もおります。

 

しかし、それは、勉強や検討を“すぐに”始めることを指すはずです。
*すぐに始めなければ、“待つ”ではないのです。“何もやらない”なのです。

 

実資金を使って実際に、“すぐに”始めることを指しているのではないはずです。

 

 

例えば、昨年の今頃(2017年4月)、仮想通貨をすぐに始めていれば、年末には、大金を得ることが出来ていたかもしれません。

でも、実際、大金を得られたひとって、それまでFXの世界で鍛え抜かれていたトレーダーがほとんどだったのではないでしょうか?

 

 

それ以外の大多数の方は、トレードとして売るべきところで買い増ししてしまい、現在、トータルマイナスか、含み損失のまま持っているという状態なのではないでしょうか?

 

その違い、お分かりになるでしょうか?

FXの世界で鍛えられていたトレーダーは、どこかでバブルが来るのを「じっと待っていた」のです。

 

勝つべくして勝っているのです。

 

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本当は、すぐに投資先に投資したいところではありますが、私は、不況等 外部要因で価格落ちて、もう少し割安感が出るまで・・・恐らく数年・・・ 待つ ことにしました。
(このまま安定して上昇し続けるなら、縁がなかったと考え、見送ります。他に投資先候補、持ってなければ、今からでも投資でもありかとは考えます。)

 

 

本記事、感情のまま待てなくなる(未来の) 自分のためにも作成しています。

貴方のお役にも立てれば幸いです。

 

 

“すぐに飛びつく”でもなく、“何もやらない”でもなく、
”待つ”

貴方は出来ますか?

 

 

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