私が 「安全資産」としての「金貨」で お勧め出来る投資先

今回は、「金貨」を万一の場合の「安全資産」として考えた場合、私がお勧め出来る投資先お勧め出来ない投資先について書きます。

 

目次

1. 安全資産としての金貨
2. 金貨の種類と特徴
3. 安全資産として、どの金貨がいい?
4.ちょっとした家宝とするなら・・
まとめ

 

 

1. 安全資産としての金貨

 

金貨は、安全資産としての金としての性質だけでなく、コイン、つまり各国の通貨としての性質も持っています。

金と通貨、どちらも万一の事態が起こった場合の資金の逃避先である 安全資産です。

 

すなわち、金貨は“金”と“通貨” 2つの価値をよりどころ(担保)としており、強固な安全資産と言えます。(そして、近くに保管出来ます)

私も、金への投資では 金貨は非常に有効な投資先だと考えています。

 

しかし、ご存じでしょうか?

金貨にも色々な種類があることを・・・ そして、私達の安全資産とは到底なりえない金貨もあることを・・・

 

優れた安全資産であるはずの金貨で、貴方や貴方の家族の生活が狂ってしまわないように、今回 記事にしました。

 

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2. 金貨の種類と特徴

 

まず、金貨の種類についての説明です。

 

金貨には、大きく分けて、3種類の金貨があります。

 

・地金型金貨

・モダン金貨(コイン)

・アンティーク金貨(コイン)

*モダン コインやアンティーク コインには、金貨だけでなく、銀貨やプラチナコイン等もありますが、今回は全て、金貨で説明します。

 

地金型金貨は、いわゆる汎用の金貨であり、金価格と連動しています。

金価格と連動しているため、街の金買取ショップでの換金もしやすい金貨です。

 

モダン金貨は記念金貨(コイン)と呼ばれることもあります。

おおよそ1950年代以降に何らかの記念に特別に作られた金貨です。

 

アンティーク金貨は1950年代以前の金貨を一般的に指します。

過去の世界大戦、混乱期を生き延びてきた希少な金貨であり、その希少性もあって、超高額のプレミア価格がついています。

 

3つの金貨の特徴をまとめると、次の通りです。

  地金型 モダン アンティーク
価格の高さ ×
金価格に連動

若干 プレミア価格

プレミア価格
換金しやすさ × ×
希少性 ×

 

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3. 安全資産として、どの金貨がいい?

 

さて、貴方はこのように、3種類の金貨をみせられたとき、どの金貨を買いたくなりますか?

先に言っておくと、価格が 今 最もあがりやすいのは、希少性の高くて、人気のある高額のアンティーク金貨です。
アンティーク金貨の値上がりの様子は→別記事“実際のところ どうなの?コレクター投資のパフォーマンス まとめ

 

では、私達も頑張って、アンティーク金貨を持つべきなのでしょうか?

私は 持つべきではないと考えます。

 

投機ならかまいませんが、万一のための投資先として アンティーク金貨は、私はお勧めしません。

 

考えてみて下さい。

今、アンティーク金貨の値が非常に高いのは、(金融市場の) 景気が良く、お金持ちが多いためです。

 

 

お金を腐るほど持っているお金持ちの道楽も兼ねた投資として、より貴重で、より人気のある金貨は「お金をいくらつぎ込んでもいいから、手に入れたい!!」・・という欲望のもと、どんどん値が高くなっていきます。

 

数千万円、数億円クラスの金貨も存在しており、そのように価格の上がることが ある意味 保証された金貨は、私達の投資先としては もはや かけ離れた金額となっています。

このようなマネーゲームに付き合えるのは、お金持ちだけです。

 

私達が頑張って、“そこそこ”のアンティーク金貨を手に入れても、今後 もし世界大戦のような大混乱が起こり、お金持ちが激減したり、鑑定会社がなくなったりしたら、安全資産として評価されるどころか 逆に金価格と同程度まで価格が落ちる可能性も十分ありえると考えます。

 

では、私達の安全資産として、どの金貨がいいのでしょうか?

 

 

別記事“安全資産 「何のために持つのか?」見誤ってはいませんか?”でも触れましたが、

万一の事態で 日本からの国外脱出も視野に入れた投資の場合、私は 地金型の金貨を手元に置いておくことをお勧めします。

 

貴方が どこに逃げたいか?で持っておくべき 地金型の金貨は変わります。

・近場の中国に逃げたかったら、中国製のパンダ金貨をお勧めします。

・アメリカ大陸に逃げたかったら、アメリカ製のイーグル金貨 あるいは、質の良い カナダ製のメイプルリーフ金貨をお勧めします。

 

安全資産としての投資としては、今のところ 地金型金貨が鉄板だと考えます。
*もしかしたら、地金型 金貨の代わりに、今後 何らかの仮想通貨も万一の事態の安全資産となるかもしれません。

 

 

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4.ちょっとした家宝とするなら・・

 

では、アンティーク金貨と地金型の中間の存在である モダン金貨はどうでしょうか?

 

私は、アンティーク金貨と比べて値上がりする可能性は低く、投機先としては考えるべきではないですが、超長期の投資としてはありだと思います。

 

超長期の投資、すなわち、貴方の孫、ひ孫の世代にようやく実る投資です。

*超長期の投資なので、無理して高いものを買う必要はありません。

 

 

今、モダン金貨よりアンティーク金貨が高く値上がりもしやすいのは、世界大戦等の大混乱を経験し、数少なくなっているためです。

今後来る(かもしれない) 世界的大混乱期をくぐり抜けて、再び 今のような時代が来たら、モダン金貨も数少なくなっており、ずっと値上がりしやすくなっていると考えます。

 

この場合のモダン金貨を選ぶポイントとしては・・・

ズバリ

貴方がずっと持ち続けていたいもの です!! ←いわゆる趣味の延長です。

詳しく言うと 発行国とか発行枚数とかデザインとかあると思います。

 

考えてみて下さい。

貴方が知りもしない国の金貨、そもそも持ち続けたいと思いますか?

隣の家も持っていそうな金貨、貴方の家の家宝にしていいのですか?

貴方が見て面白くもなんともないデザインの金貨、持ち続けられますか?

 

地金型 金貨では物足りなく感じる方は、あくまで 無理のない金額で 貴方が持ち続けたいモダン金貨 探してみたらいいと思います。

 

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まとめ

以上、まとめます。

 

1.アンティーク金貨への投資は、お金持ちになるまで待ちましょう。

2.地金型金貨は、安全資産としての投資として、鉄板です。

3.家のちょっとした家宝を見つけたければ、無理のない金額のモダン金貨で探してみましょう。

 

・・・仮想通貨もそうですが、安全資産と呼ばれるものほど、実は投機が起こる可能性高く、投資先としては危険な存在となります。

それは、金貨投資も同様です。

貴方、そして貴方の家族を護り続けていくためにも、安全資産や金貨とも適度なお付き合いをして頂けたら幸いです。

 

 

【関連記事】

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