「鉄壁の外貨預金」可能な、あの銀行の他の魅力や注意点はどうなの?

前回の記事“私の考える堅実な外貨への長期投資2選~後編”で、「鉄壁の外貨預金」という外貨への長期投資方法をご紹介しました。

もう一度いうと、

「鉄壁の外貨預金」では、

景気が良くて、金融機関が破綻しなさそうなときは、外貨預金で利息を貰い・・・

不景気になり、金融機関が破綻しそうで怖いときは、FX口座の証拠金として保管します。

そして、

現在、「鉄壁の外貨預金」が使えるのは、私の知る限りソニー銀行”だけとなっております。

今回は、ソニー銀行で「鉄壁の外貨預金」を実行した場合の他の魅力及び、注意点を説明します。

以下に比較する金融機関として、東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行、新生銀行、住信SBIネット銀行、それとFX会社の SBI FXトレードを挙げます。

表中の略称として、ソニー銀行(外貨預金)→ソニ銀、東京三菱UFJ銀行→UFJ、みずほ銀行→みずほ、新生銀行→新生、住信SBIネット銀行→SB銀、 SBI FXトレード→SB FX、ソニー銀行(FX)→ソニFXとしてます。

比較はUSドル(米ドル)を購入した場合で行っております。

比較は2017年 12月16日時点で行っています。(ただし、SBI FXトレードは過去の別記事を用い、2017年12月12日時点でのデータです)

<ソニー銀行の他の魅力>

1. 外貨預金の 購入手数料&金利 がGoodです

ソニー銀行は、他行と比べると、“比較的”、外貨預金を利用しやすい環境にあります。

  購入手数料 (注1 預金 年利(税引前)
普通 1ヶ月 1年
ソニ銀 800~1500円 0.3 0.9 1.6
UFJ 2500~1万円 0.2 0.5 0.63
みずほ 4000~1万円 0.35 0.4 0.58
新生 700~1500円 0.01 0.5 1.4~1.45
SB 銀 400円 0.4  0.9~1.4 1.6
SB FX 27円(注2 約1.2 (注3

(注1 購入手数料(為替手数料、スプレッド)は、USドル(米ドル)を113万円分(≒1万USドル)買った場合です。購入金額が少なくなる程、手数料は少なくなります。

(注2 SBI FXトレードの購入手数料は、積立でない普通口座で、1万通貨単位以上の取引で27円となります。積立FXだと500円です。

(注3 預金 金利のSBI FXトレードのデータは参考値であり、別記事のスワップポイントのデータを使い、外貨預金と同じく、強制決済されない状態で取引した際のおおよその数値です。→FXのスワップポイントは日々増減し、ときにはマイナスになることもあり、保証された数値ではありません

う~ん、上のデータで見ると、住信SBIネット銀行も、外貨預金利用しやすい環境にありますが、FXの証拠金に外貨が使えず「鉄壁の外貨預金」が出来ないのは少々惜しい気がします。

ソニー銀行では、毎月、米国雇用統計の日に上記の購入手数料は800~1000円になるので、その日に買い付けがいいかもしれません←「ソニー銀行の日」というキャンペーンをやっています。

ちなみに、FXでの購入手数料は、外貨預金より圧倒的に安いです↓ ですので、維持経費の方が重要となる長期投資でなければ、外貨預金よりFX利用がいいです。*長期投資の考え方はこちら

2. ATM引き出し手数料や振込手数料 もお得です

ソニー銀行では、ATM引き出し手数料がセブン銀行、イオン銀行だと何度でも無料です。その他、提携ATMで、月4回まで無料です。(何度でも無料になる条件もあります)

また、他行あての振込手数料が月1~11回まで無料となります。

このため、生活資金の管理先、投資資金の送金元としても、非常に役立ちます。

3. デビットカード も利用していきましょう

デビットカードとは、クレジットカードと似ていますが、買い物をした際、すぐに(連携している)銀行口座からお買い物した分のお金が引き落とされます。→銀行口座にお金が入っていなければ、お買い物は出来ず、使い過ぎや悪用防止にも役立ちます

ソニー銀行のデビットカードでは、利用時、ポイントではなく、現金がキャッシュバックされます!

つまり、返ってきた資産(お金)は、100%貴方の自由に使えます。

ソニー銀行以外の主要なネット銀行は、現金ではなくポイント還元です。→詳しくはこちら

そして、ソニー銀行のデビットカードでは、条件次第で、デビットカードのキャッシュバック率を上げることが出来、クレジットカード利用よりもお得に利用することも可能です。

● 普通の状態→キャッシュバック率:0.5%

〇 口座内の総残高(FX証拠金除く) 300万円以上等→キャッシュバック率:1%

◎ 外貨預金+投資信託残高 500万円~1千万円等→キャッシュバック率:1.5%

◎ 外貨預金+投資信託残高 1千万円以上等→キャッシュバック率:2%

詳しくはこちら (ソニー銀行のサイトに移動します)

デビットカードのキャッシュバック率も考慮すると、資金量がある場合は、「FXでの外貨投資」より、「鉄壁の外貨預金」の方が、貴方にとって特に向いているかもしれません。

外貨預金+投資信託残高は円換算された評価金額ですので、上記の優遇条件を確実に達成するために、始める時期は十分に考えましょう。

キャッシュバック率:1%達成には、FX証拠金除いた総残高が300万円以上とあり、「鉄壁の外貨預金」で、FX口座に外貨をしまっている場合は、条件達成が出来ません。他に、クレジットカードを作る等、何か対策を考える必要があります。

<「鉄壁の外貨預金」実行時の注意点>

ソニー銀行のFX環境は現状、そこまで良くはありません。

過去の別記事と比較したデータです↓

  ソニ FX SB FX
購入手数料 300円 27円
USドル購入時の1日の、収入 27円 39円
USドル売(=円買)時の1日の、手数料 58円 40円
FX会社の1日の、取引維持収入 31円 1円

*FX会社の1日の、取引維持収入が多い程、貴方は毎日の取引維持に損してます。

外貨証拠金を使っての、FX取引は止めておきましょう。

金券ねっと

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  1. […] 「鉄壁の外貨預金」可能な、あの銀行の他の魅力や注意点はどうなの? […]

  2. […] ソニー銀行については、過去記事↓もあります。 過去記事“「鉄壁の外貨預金」可能な、あの銀行の他の魅力や注意点はどうなの?” […]

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  5. […] ソニー銀行では還元率、実は2%まで上げられます。(ただし、還元率:2%達成はとても難しいです) →詳しくはこちら […]

  6. […] 参照記事5:「鉄壁の外貨預金」可能な、あの銀行の他の魅力や注意点はどうなの? […]

  7. […] ソニー銀行で、「鉄壁の外貨預金」をする際の他の魅力等は次回説明します。 […]

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