今回は、主に投資初心者が、税金控除が行われる投資制度である、NISAや つみたてNISAと上手く付き合うのにはどうしたらいいかをまとめてみました。
NISA、つみたてNISAについては→NISAとつみたてNISA、今から始めるなら、どっちにしますか?
NISAや つみたてNISAでは、分配金等の収入や売却益にかかる税金が免除されます。
いわば、政府推奨の投資とも言えます。
しかし、いくら政府推奨といえども、投資は投資です。
政府の力が到底及ばないところで行われます。
よって、損するときは損します。
とはいえ、誰だって損したくはないと思います。
損する位なら、貯金しといた方がましですよね?
そこで出来るだけ、損しないために、まず上手な付き合い方を知る必要があります。
付き合い方が分かれば、今後、不況になり評価損の状態になっても、ストレスを感じることが少なくなります。(多少は嫌な感じになるでしょうが・・)
そして、ストレス少なく付き合えるようになると・・・
不況時、評価損になったとしても、諦めて、手放すということをせず、そのまま運用を続けられます!!!
それだけでも、損する確率をかなり減らすことが出来ます。
明けない夜がないと同様、不景気の後には、必ず、好景気が来ます。
でも、いざ、不景気になると、ず~~~~と、不景気続くと思っちゃうのですよね・・・
そんなとき、ストレスのかかるNISA、つみたてNISAとの付き合い方をしてると・・・間違いなく・・・・残念な結果に・・・以下略
・・・という訳で本題行きます!!
NISA、つみたてNISAとの、ストレスのかからない、上手な付き合い方、3つあります。
付き合い方 その1
売却益の税金控除を受けることは、まず頭から消し去りましょう!!
(え、え~~~!!!?)
最初から、すっごい、ずれたこと挙げました。(そこが狙いです)
貴方が、どうして、NISAやつみたてNISAに興味を持ったか?
分配金等の収入の税金控除もありますが、何より大きいのが、値上がり益・・・つまり、売却益に税金がかからないことですよね?
その気持ちは分かります。私もお金の問題があるからこそ投資に関わっています。十分に分かります!!
だけど、あえて言います!
売却益の税金控除を受けることは、まず頭から消し去りましょう!!
NISAだと5年以内に、つみたてNISAだと20年以内に手放さないと、売却益の税金控除がされません。
つまりは、NISAだと、運用開始から3~5年後に、つみたてNISAだと15~20年後に売却時期を見極める必要があります。
でも、不幸にも、その数年間が不況で評価損だったら、どうなるのでしょう?
売却しても損失になるどころか、他の投資との損益通算も出来ず、税金取り立て上、損失分は一切考慮されません。
(もとから、NISA、つみたてNISAは税金取り立て上、ないものと見なされるからです)
だったら、評価益になるまで運用し続けるしかない訳です。
そうなったら、当初、売却益の税金控除を目論んでいた貴方はどういう気持ちになるでしょう?
悔しい!損した!騙された!・・・・そう考えてしまうことが想像出来ませんか?
◎逆に、最初から売却益の税金控除を目指してなかった場合・・
運よく、3~5年後(NISA)、あるいは15~20年後(つみたてNISA)に、好景気のど真ん中で、評価益となっていたら・・・貴方はどう考えるでしょうか?
売却益まで税金控除出来て、ラッキー!!!
NISA、つみたてNISAって、最高ー!!!
となるのではないでしょうか?
心の持ちようの問題ですが、非常に大切なことなのです。
勿論、不景気だったら、税金控除の期間過ぎても、まぁ、そんなもんだよね?そう上手くはいかないよね?・・・と思いつつ、次の好景気になるまで、運用を続けるという気持ちに自然となれるはずです。
投資とは、自分の思った通りには、なかなか上手くはいかないものです。
その位の軽い気持ちで初めてみましょう。
付き合い方 その2
不況になったときの収入を想定して、あらかじめ運用金額や毎月の積み立て金額を決めましょう!
× 好景気の現時点での収入をもとに、運用金額や毎月の金額を決めてはいけません。
何故かというと・・・
不況時にも、諦めず運用を続けたり、積み立てを続けることが、最終的な貴方の利益につながるからです。
現時点での収入で出来るぎりぎりのお金をつぎ込んでいたら、どうなるでしょう?
不況時、貴方の本業、副業での収入は確実に減っているはずですよね?
●まず、つみたてNISAでの、毎月の積み立て金額を減らしてしまうでしょう。
積み立て投資とは、毎月、お金をコツコツ積み立ててこそ、積み立ての効果が出ます。(積み立ての効果により、例え、前回高値まで価格が回復しなくても、評価益の状態にすることも可能です)
不況時に積み立て額を減額する行為は、積み立ての効果を十分に活かすことが出来ず、最終的な利益を遠のかせてしまいます。
●そして、不況時にお金がどうしても必要になり、NISAでの運用資金を取り崩したら、ほとんどの場合、損失確定となります。
ですから、現時点で考えられる、余裕のある資金で運用又は、積み立てを行いましょう。
〇 余ったお金は、臨時用のお金として、貯金しておきましょう。
不況時、何か、お金が入り用になれば、臨時用のお金を取り崩せばいいのです。
そして、不況時、貴方が改めて、目を付けた投資銘柄あったら、臨時用のお金で投資することも出来ます。
そしたら、投資する機会が2倍になります!
どうです?いい方法だと思いませんか?
付き合い方 その3
投資対象のインデックス型の投資信託やETFがなくなったときどうするのか、きちんと想定しておきましょう。
投資信託やETFは、運用会社の都合でなくなることがあります。
勿論、株もなくなります。(会社の都合・・というか経営状態で)
株やアクティブ型の投資信託がなくなった場合は・・・・残念ながら・・・となってしまう訳ですが、インデックス型の投資信託やETFでは、まだ終わってはいません。
〇 次に信託報酬の安い、なくなったのと同じタイプの、インデックス型やETFに乗り換えればいいのです!
そして、乗り換える際に、1つ問題があります。
NISAでは120万円、つみたてNISAでは40万円以上は年間で投資出来ないのはご存じですね?
乗り換える場合、なくなった投資対象を一旦、売却して、新しい投資対象に投資すると見なされます。
つまり、新しい投資対象に乗り換える分も合わせて、年間の限度額に収める必要があります。
限度額に収められなかったら、NISAやつみたてNISAから外して運用を続けるしかなくなります。
この乗り換え時の問題の対策としては、3つ考えられます。
① なくなったら、諦めて、NISAやつみたてNISAの運用から外して、乗り換え運用する。
なくなることはないだろうと考えて、もし、なくなったら割り切るパターンです。
② つみたてNISAであれば、翌年にNISAに切り替え、その際、なくなって前年運用に回せなかった資金を追加する。
つみたてNISAが40万円、NISAが120万円を利用して切り替えるパターンです。問題点は、すぐに切り替えが出来ず、タイムラグが生まれるため、その間に、価格上昇があれば、その分、損する可能性があることです。
③ なくなることを想定し、毎年の限度額よりも運用金額や積み立て金額を抑えておく。
金額を抑えておけば、投資信託やETFがなくなったときも、その年の限度額内に収められる余地があります。
・・・ごめんなさい!あと、もう一つ対策がありました。
+αの対策 1つの投資信託やETFに絞らず、分散しておく。
例えば、日本株式、先進国株式、新興国株式という3つのタイプのインデックス型の投資信託を信託報酬の低い順に1つずつ、選ぶということです。
すると、どれか、1つがなくなり、切り替える必要が出ても、その年の限度額内に収められる可能性がより高くなります。
分散は、投資の基本ですね!
では、NISA、つみたてNISAとの、ストレスのかからない付き合い方 まとめます。
付き合い方 その1
売却益の税金控除を受けることは、まず頭から消し去っておく。
付き合い方 その2
不況になったときの収入を想定して、あらかじめ運用金額や毎月の積み立て金額を決める。
付き合い方 その3
投資対象のインデックス型の投資信託やETFがなくなったときどうするのか、きちんと想定しておく。
貴方のNISA、つみたてNISAでの成功、お祈りしております。
お互い頑張りましょう!
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