この文章は、”お金管理は今の時代の危機管理です。“の記事の補足として作っています。
現在、私は、金に投資をしていません。考え方の例として挙げやすいから挙げてるだけで、推奨している訳でもお勧めしてない訳でもありません。
では、本題にはいります。
金は不況に強い安全資産に分類され、太古の昔からの人気の投資商品の1つです。
まず、金の主な特徴として、
ⅰ. 非常に錆びにくい
ⅱ. 最も薄く引き伸ばせる金属である
ⅲ. 産出量に限りがある(希少価値がある)
ⅳ. 重い
が挙げられます。
では、その特徴をもとに金の価値について考えてみます。
① 通貨の代用としての価値←←現在の価値の大半を占めていると考えます。世界共通の価値があり、昔は戦争等有事が起こり、避難する際にも利用されていました。
② 芸術品素材としての価値←←金箔としても、表面に貼ることも可能で利用しやすいです。
③ 工業素材としての価値←←今後、宇宙環境でも利用されるかもしれません。
私は、以上3つがあると考えます。
一方、近年、ビットコイン等に代表される仮想通貨が、世界共通の通貨として新たに台頭してきております。
将来的に、重く持ち運びに不便な金の通貨としての価値を脅かすのではないかと言われています。
しかし、仮想通貨利用の大前提は、インターネット空間が存在することです。そして、金の通貨としての価値が最も高くなるのは、何らかの戦争等大混乱の後、インターネット空間も何もなくなった悲惨な未来です。
そのような悲惨な未来が起こりうる可能性がある限り、金の通貨としての価値は残るかもしれません。
あるいは、将来的に、科学技術の進歩で、金が人工的に合成可能となったとします。(今は錬金術と呼ばれている架空の技術です)
それで、金の通貨としての価値は暴落するかもしれませんが、素材としての利用が急激に進み、ある程度の価格で踏みとどまるかもしれません。
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それら将来的な価値の予想を経て、もしも、まだまだ金の価値が上がることに自信を持てるから、買おう!!と決めたら、次は、今の価格から金を買っていこうか、あるいは、もっと安くなってから買おうか、それとも、こつこつ積み立てで買っていこうか考えていきます。
円建て(=日本円)で買うのか、ドル建て(=米ドル)で買うのか、純金で買うのか、金貨で買うのか等々、どんな方法で買うのかも考える必要があります。
【参考までに・・】
田中貴金属 金価格推移のデータを元に作成しております。
上の図は 円建てでのおおまかな金価格の推移(超長期のチャート)となります。
図では2種類の期間のおおよその価格の推移を表示させていますが、このように異なる期間の推移を同じ図で表すと、今の価格が割安なのか割高なのか、判別しやすくなります。
文章ここまでででも、長くなりましたが、本当に買うことを検討する場合はもっともっと調べ、検討する必要があります。幸いにも、今、金に限らず、ほとんどの投資出来る(円建てで買っていける)相場は高値圏にあります。じっくりと検討しましょう。
そして、検討後、投資するのを見送ったとしても、その検討の際、得られた知識等は必ず貴方の糧になっています。何も無駄なことはありません。
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