さぁ、今日は怖い話をします。
このことを頭に入れて行動しないと、何か新しいことをやっても何故か上手くいかない、あるいは最後は大損で退場させられるってことになりかねませんので、お話します。
では、まず質問です。貴方が過去に聞いたことのある、怪しい儲け話って、何ですか?
・・・そう聞くと、大部分のひとは、ネズミ講(マルチ商法)を思い浮かべると思います。
ネズミ講とは、(高額)商品を次から次へとひとに紹介していって、序盤に始めたひとは儲かるのだけれど、、、
その成功談を聞いたりして、後から始めたひとは紹介出来るひとが少なくなり段々儲からなくなり衰退していき、、、
最後はそのビジネスモデルは崩壊するという、典型的な″怪しい”儲け話のことです。
ですが、それって、どんなビジネスモデルにだって、当てはまる話だとは思いませんか??
すなわち、
序盤から始めたひとは儲かるのだけど、その儲かる姿を見たひとが後からどんどん参入していって、供給過多になれば、後から参入した末端は儲かりにくくなって衰退するし、、、
果ては、需要がなくなれば、そのビジネスモデルは崩壊します。
投資の世界では、一般に、バブル崩壊と言われます。
YAHOO!FINANCEより、データ引用し作成してます。
上の図は1965年から1994年にかけての、日本の株価の指標である日経平均株価の推移(長期チャート)となります。いわゆる、日本のバブル景気前からバブル崩壊後の状態を示しています。
緑の点線で日本の株を買っていったひとの大部分は、2倍以上の大きな儲けを得ることが出来ていることでしょう。
しかし、後から参入した赤の点線で買っていったひとはどうでしょうか?
大半はその後の急落(赤矢印)に巻き込まれてしまっていたでしょう。
株価はその後も下がり、2003年には7824円まで落ち、バブルでの最高値(38957円)の5分の1の価格になってしまいます。こんな大損したら、ほぼ2度と立ち上がれないでしょう。悪夢です。
怖いですね。。。 でも、投資の世界だけじゃありません。
貴方がやろうとしている副業、そして、貴方の本業だって、ビジネスモデルの衰退や崩壊は起こり得ます。
弁護士白書のデータを元に作成しております。
上の図は私達の憧れの職業である、弁護士に就いている人数と所得(弁護士の年収から必要経費を引いた額)の推移を載せています。
規制緩和の流れで、2001年に弁護士含む法律家の大幅増員が決められて以降、法科大学院の設置等によって、弁護士の数は年々増加しています。規制緩和前である20年前は弁護士人口は1.5万人程度でしたので、そのときから2倍以上に膨れ上がっています。(上図青線)
では、弁護士の収入は増えたのでしょうか?
減っています。しかも、その減っていく速度は、弁護士数の増加の速度よりも激しく、10年で半分となっております。(上図オレンジ線)
そして、何より割を食っているのは、10~20年前から弁護士になっていたベテランではなく、若手であるというのは、容易に想像つくでしょう。
弁護士を生涯の職業にしようと、多大な時間、お金を費やして、得られたのが、こんなはずではなかった!!という悲惨な結果です。
更に、悪いことに、将来的に、AI(人工知能)の発達により、法律・裁判事例の詳細な記憶の上で判断し飯を食っているとも言える弁護士の職業はなくなっていくのではないかとも予想されています。ビジネスモデルの崩壊予想です。
最悪ですね。
勿論、私達の視点でいくと、勤めている会社の倒産、リストラ、給与削減、残業代の減少等々で、稼げなくことだって考えられます。
更には、最も確実性の高い、節約/財テクだって、ビジネスモデルの衰退・崩壊はあり得ます。(可能性はかなり低いと考えますが)
もう一度言います。
どんなビジネスモデルにだって、お金・ひとが過剰に集中していけば衰退するし、需要がなくなれば崩壊します!!
残念なことに、それらビジネスモデルの衰退・崩壊に巻き込まれる可能性の高いのは、お金・時間・情報量に劣り、適切な判断が出来ていない、私達庶民なのです。
では、私達は、ビジネスモデルの衰退・崩壊の危険とどう向き合っていけばいいのでしょうか?
怖いからと言って、生きてく為に、誰かを護る為に、何にもしない訳にはいきませんよね?
・・・続きは次回お話します。
次回記事:お金管理は今の時代の危機管理です。
問い合わせ先(メール): info@moneygement.net
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