本記事は、前記事“トレーダー・投資家 【必見】移動平均線を 効果的に使いこなす方法”の補足です。
前記事では、移動平均線を利用し 積み立て額を変更する方法について、記載しました。
本記事では、米ドルの過去データを利用し、移動平均線を利用した積立投資で、どの位 運用結果が変わるかについて 記載します。
運用結果に進む
米ドル 今でこそ安定しつつありますが、過去数十年を見ると、下落相場が続いていました。
↓ドル/円の超長期チャート
↓そのときの積み立て投資 結果
*金利収入は0とした場合です。
今でこそ、安定している米ドル、もしかしたら また下落が起こるかもしれません。
でも、日本円だけでなく、米ドルでも資産を持ちたい!
・・・そんな方は、積み立てでリスクを分散すればいいのですが、
それでも怖い!でも、やりたい!どうしよう?・・・
悩みが交錯している方もいるかと思います。
そんな貴方には、移動平均線を用いた積み立て投資をご提案します!
上図は、米ドル/円の値動き(チャート)に、移動平均線をつけたものです。
1ヶ月を1点として (=月足) 、移動平均線は12区間で表しています。
つまり、この場合は、過去1年間(12ヶ月) の平均値の移り変わりを示しています。
・・・で、この移動平均線、どう積み立て投資で活用するかと言いますと↓の通りに活用します!
移動平均線より 価格が下にあるとき 買い増し します!
買い増しと書きましたが、移動平均線より価格が上にあるときの積み立て額を減らし、移動平均線より価格が下に来たら 元々積み立てようとしていた金額に戻したら、積み立て元本を減らすことも出来ます。
つまり、タイミングを待ち、収益改善&資金節約を狙うことが出来る作戦です。
(節約した資金は、他の投資先に分散投資も可能です)
移動平均線を用いた方法 詳しくは→トレーダー・投資家 【必見】移動平均線を 効果的に使いこなす方法
今回のシュミュレーションでは、
通常:月末 1万円積み立て *他の場合も月末に積み立て
慎重:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で1万円積み立て
バランス:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で1.5万円積み立て
強気:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で2万円積み立て
・・・で、考えます。
では、早速 結果を載せます。
ドドーン(効果音)
はい、上図だと違い分かりませんね(ゴメンナサイ)
積み立て結果、個別に載せていきます。
<収益率 比較>
収益率は、移動平均線 下で積み立てる金額が増えるほど、大きくなっています。
<元本 比較>
元本は、“慎重”が最も小さくなっています!
<評価益 比較>
評価益で見ると、“通常”でトントンだった さえない状態が改善していっています。
移動平均線を使った 米ドル積み立て 「待ち」で投資成績改善の結果、
まとめると以下の通りです。
1988/2~2018/9末 | 収益率 | 元本 | 評価益 |
通常 | 2.0 | 369 | 7.4 |
慎重 | 3.5 | 284 | 10.0 |
バランス | 4.2 | 384 | 16.2 |
強気 | 4.6 | 484 | 22.5 |
通常:月末 1万円積み立て *他の場合も月末に積み立て
慎重:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で1万円積み立て
バランス:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で1.5万円積み立て
強気:移動平均線の上で5千円 移動平均線の下で2万円積み立て
如何でしたでしょうか?
収益率で見ると、数%の差かもしれませんが、数%の差が後々 明暗を分けるかもしれません。(そして、資金の節約も可能です)
投資対象に対し、どのような購入方法をとるのか?の参考になれば、幸いです。
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トレーダー・投資家 【必見】移動平均線を 効果的に使いこなす方法
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“すぐに飛びつく”でもなく、“何もやらない”でもなく、”待つ”
・ドル/円の価格情報は investing.com より入手しています。
・移動平均線は平均の取り方によって、正式名称が変わります。今回の移動平均線は、最も一般的な 単純移動平均線(SMA)です。
・本記事では、積み立て投資よりも もっと慎重な方法について提案しています。自信があれば、積み立てせずに一気に買って、複利運用するのが最も良い方法です。
詳しくは→貴方の味方に!”複利運用“で色々 計算した結果、まとめます。
問い合わせ先(メール): info@moneygement.net
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