今回は、トレードの基本として、それぞれの相場における チャート分析について解説します。
目次
(初歩の初歩)各相場の呼び方
チャート分析に日本人の得意なことを
下落相場の心理状況
複雑なレンジ相場では・・
まとめ
トレードの基本であり、本記事の知識があればトレードで勝てるようになるという知識ではありません。(きっかけにはなると思いますが・・・)
しかし、トレードで最低限必要な知識ともいえ、トレードをしていない投資家の方でも、トレードの基本知識、知っていると知らないとでは投資に対する心持ちも変わっていきます。
題名の問いかけ、考えたことなかった方は、どなたでも一読して頂くことお勧めします。
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初歩中の初歩から説明していきます。
上昇相場では、ある(金融)商品の価格が上がり続けています。
ある期間内の値動きが上昇トレンド(傾向という意味の英訳)にあるとも言います。
上昇相場 (上昇トレンド)の例
下落相場では、ある(金融)商品の価格が下がり続けています。
ある期間内の値動きが下落トレンドにあるとも言います。
下落相場 (下落トレンド)の例
*まともに見れる下落相場の一例です。世の中には、もっと酷い下落相場となっている(金融)商品はまだあります。例えば→トルコリラ 円の超長期の下落 酷過ぎのため、他の高金利通貨も調査
上昇相場、下落相場は上がるか下がるかの方向が出ている相場であり、トレンド相場と言って、まとめられることもあります。
トレンド相場でない相場がレンジ相場です。
レンジ相場の例
これらのチャートを見て、「上がっているな!!」とか、「下がっているのだな・・・」とか、「どっち行くのかわからないな?」とか、漠然と 眺めてしまうと思います。
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しかし、一歩先を行きましょう!
実は 私達、日本人が本来、得意としているはずの話なのです。
つまり・・・
相手の気持ちを考えましょう!!
チャートに際しても・・・
それぞれのチャートを見たとき、それぞれの(金融)商品を買ったひと、あるいは売ったひとの気持ちを考えましょう。
自分ならどう考えるのか?どう考えてしまうのか? 想像してみるのです。
上昇相場から考えてみます。
上昇相場では、買ったひとは、ほぼ利益になっています。
「やったー♪」とか「よっしゃー!!」とかの歓声聞こえてきそうな、チャートです。
「俺って、投資の才能ある?」とか「投資って簡単(笑)」とか、強気なコメントも出てきていそうです。
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では、下落相場ではどうなっているでしょうか?
下落相場では、買っていったひとは、ほぼ損失になっています。
*実際は、金利の影響もありますが、今回の説明では金利は考慮していません。
・・・下落相場では、まさに阿鼻叫喚の図です。
悲鳴が聞こえてきそうな、チャートですね。。。
でも、実は、下落相場でも儲かっている方はいるのです。
株でいうと「空売り」している方々です。
恐らく大多数である 買っていった方々の背後には、「売り」から入り、下落相場でも利益を挙げているひともいます。
売りで利益を出せていれば、「しめしめ♪」という感じですね。
トレンド相場では、上昇又は下落が、続いており、方向性さえ分かれば、利益は出しやすいとも言えます。
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ここまで分かったら、複雑なレンジ相場をみてみましょう!
レンジ相場では、トレンド相場と同じように、上昇又は下落が続くと思う方は利益をあげることは難しいです。
私は、トレード初心者が最も注意しなければならないのは、下落相場ではなく、レンジ相場だと思います。
トレンド相場として売り買いをした方は、「え?どうして?そっち?」と思ってしまうのではないでしょうか?
トレンド相場が長く続くと、報道や記事も偏りがちとなり、判断能力を狂わせることとなります。
一方、見方を変えると、ここまで下がったのだから 上がるとか、上がり過ぎだから もう下がるとか、考えて トレードする方は、得意とする相場です。
レンジ相場で利益上げられる方からすれば、「何で こんなのもわからないの?」と思ってしまうのではないでしょうか?
また レンジ相場も もっと短い時間で考えれば、上昇相場の期間、下落相場の期間に分けることが出来ます。
トレード初心者と上級者の差が顕著に出るのが、レンジ相場であるとも言えます。
(つまりは、初心者はカモにされます)
そして、トレードのこと全く知らないひとが利益を出せるのも、実はレンジ相場です。(トレードが分からないからこそ利益が出せる、とも言えます)
つまりは、トラリピを代表とするループ系・リピート系の自動売買、買い上がり戦略、積み立て投資等々 です。
これらは、金利や配当金等の定期収入がある方向だけにお金を賭けるトレード又は投資戦略です。
トラリピ等をやっている方々の心理状況としては、「どうせ また戻るし、別に持っていればいいや」となります。
このように、レンジ相場では、単に上がるだろう、下がるだろうの思惑だけでなく、レンジであることを活かしたトレード戦略をする方の思惑等々も入り混じり、それによっても値動きが より複雑になっていると言えます。
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今回の記事、まとめます。
チャートという価格の値動きを表した図の中には、常にお金を賭けているひとがいます。
その心理状況を想像することがトレードで利益が出るようになる第一歩と考えます。
何やかんや難しい経済用語を満載で考えるよりも先に、私達 日本人の長所でもある「ひとの気持ちを思いやる」ということ、トレードでも活かして頂けたら幸いです。
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