今回はお金持ち・・・それと借金取りが大好きな言葉について、お話します。
私達庶民は十分に気を付けていけない話です。
それは・・・・“複利(ふくり)”です。
複利とは、利息が次の年の運用に継ぎ足されることを表しています。
普段、私達は、銀行預金の定期預金作成時しか話題に出ない言葉なので、ピンと来ない言葉だと思います。
ここでは、その破壊力についてお話します。
(仮定の話:投資編)
貴方は投資資金:100万円を元手にして投資を始めたとします。
その投資では、年10%利益が得られます。
すると、1年後には、110万円になります。
その110万円を全て同じ投資に回す・・・すなわち、複利で運用すると、、
更に1年後(開始から2年後)は121万円になります。
・・・では、10年後はどうでしょうか?
259万円になります。
では、20年後はどうでしょうか?
673万円です。
では、30年後はどうでしょうか?
1745万円です。
びっくりしますよね?元手、たった100万円ですよ?(本来は“たった”なんて言い方おかしいですが)
そして、そのたった100万円は 49年後には、1億円を突破します・・・・
50年後・・・・・1億1739万円
グラフにすると、下図のようになります。
最初は穏やかに、そして中盤過ぎから急激に上昇するのが分かります。
・・・これだけ見たら、1000歳位生きたくなりますね(笑)
そんなに長く、かつ確実に収益が挙げられるなんて、絵空事じゃないか!!って、思った方もいらっしゃるかと思います。
ごもっともです。
では、次に、借金について考えてみます。
(仮定の話:借金編)
住宅ローンを組んだら、借金1000万円以上背負うなんて、よく聞く話だと思います。
でも、今回はあえて控えめにして、借金500万円、利息は年5%で、そのまま何も借金を返さずにいた場合を想定してみます。
1年後・・・・・525万円
2年後・・・・・552万円
10年後・・・・・814万円
20年後・・・・・1326万円
50年後・・・・・5734万円
もし、借金のある方はご自分のケースで計算してみて下さい。
*その年の金額=前年の金額×(1+利息/100)です。Excelで簡単に計算出来ます。
分かって頂けたでしょうか?
借金はしないように、もしせざるを得なかった場合は早急に返していきましょう!!
ここで、投資編と借金編の50年後の金額を再度見て下さい。
開始の資金は、投資編の方が借金編の5分の1なのに、50年後の金額は投資編の方が約2倍になっています。
そうです。これも複利の効果です。
開始の資金 | 利息 | 50年後の金額 | |
投資編 | 100万円 | 10% | 1億1739万円 |
借金編 | 500万円 | 5% | 5734万円 |
上の表がご理解頂けた上で、残念なお知らせがあります。
ごめんなさい。上の仮定には1つ誤りがあります。
・・・・心の準備は宜しいでしょうか?
現実社会で、私達庶民が、投資等で得られる利息が、借金の利息を上回って、運用し続けられることはほぼありません!!
× 投資の利息>借金の利息
〇 投資の利息<借金の利息
借金は早く返しましょう!!
そして、複利を味方につけた運用をしていきましょう!!
【おまけの豆知識】
複利運用の72の法則
72÷利率(%)=資金が2倍になるまでかかるおおよその年数
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問い合わせ先(メール): info@moneygement.net
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