海外上場のETF 及び株、国内外の証券会社の比較、まとめました!

本記事は、主に、ETFは利用したことがない、知らないという方向けに 国内外の証券会社の比較を行っています。

米国株ETF vs ロボアドバイザー最大手「ウェルスナビ」の比較については→ウェルスナビ VS 米国株ETF 長期の過去検証してみました・・

別記事“ETFを インデックス型投資信託との 数値の比較で、説明します。”で記載した通り、米国株や新興国株のような海外発の資産区分では、海外上場のETFを利用した方が手数料、最も安く済みます。

しかし、海外上場のETFは、米国株や中国株の取引と同様に行う必要が出てきて、国内上場のETFより複雑になっています。

そこで、今回、貴方が、どの証券会社で、海外上場のETF投資を始めるのが良いのか、判断材料となる記事を作成しました。

国内外合わせて、5社、取り上げますが、各社、それぞれ、特色があります。

貴方の状況に合わせて、お選び下さい。

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国内証券会社 米国市場での比較
国内証券会社 中国市場での比較
海外証券会社での比較
まとめ

まず、国内証券会社です。

3社、あります。(現状、3社しかないとも言えます)

SBI証券、楽天証券、マネックス証券です。
→新たにサクソバンク証券でも取引可能となりました!再度 比較記事作成予定です。最新比較記事→米国株の取り扱い数と手数料 分かりやすく 各社比較_1907版

共通した特徴としては、敷居は低いが、海外証券会社に比べると、手数料や取り扱い数では不利です。

ただし、NISAを活用したETFに関していえば、国内証券会社でも十分かもしれません。
(海外証券会社では、NISAは利用出来ません)

NISAについては→NISAとつみたてNISA、今から始めるなら、どっちにしますか?

<国内証券会社 米国市場での比較>

更新記事→米国株の取り扱い数と手数料 分かりやすく 各社比較_1809版

  SBI
証券
 楽天
証券
 マネックス
証券




 *購入額
~約12万円
 5.4 米ドル (約577円)
  約12万円~
約48万円
 変動 (0.486%)
 約48万円~  21.6 米ドル (約2,300円)
 NISAでETF購入  購入手数料 無料
 為替手数料
(1万 米ドル、
約107万円 当たり)
 400円
*住信SBI
ネット銀行
経由
 2,500円
SBI
証券
 楽天
証券
 マネックス
証券
ETF 取り扱い数 280 255 253
米国株 取り扱い数 1138
1122 3046
他 特色・キャンペーン 貸株
利用で
利回り↑
手数料
ポイント
還元
NISA以外でも
売買手数料
無料の
ETFあり

*売買手数料は税込価格です。為替手数料はスプレッドから算出しています。

国内3社、売買手数料やETFの取り扱い数では差がありません。

各社の持ち味について、記載していきます。

【SBI証券】

◎ グループ会社の住信SBIネット銀行と組み合わせて、利用すれば、為替手数料を下げることが出来ます。

〇 米国株・ETFでも貸株を利用することが出来、配当金の他に毎月貸株金利が受け取れるようです。
*貸株をした場合、分別管理されないので、万一、SBI証券が倒産した場合、貸した株が戻って来ない可能性もあります。

【楽天証券】

〇 手数料が楽天グループで利用出来るポイントとして、1~2%還元されます。

【マネックス証券】

◎ 米国株取り扱い数が、3社の中で最も多く、国内証券会社を通じて、米国株取引もやりたい方には向いています。

〇 売買手数料が無料で出来るETFが、現在、30銘柄あります。
ETF提供会社であるウィズダムツリー社のETFが対象のようです。

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更新記事→米国株の取り扱い数と手数料 分かりやすく 各社比較_1809版

マネックス証券

<国内証券会社 中国市場での比較>

更新記事→中国株の取り扱い数と手数料 分かりやすく 各社比較_1809版

中国市場のETFの投資については、実際には、他の証券会社でも出来ます。

しかし、米国市場のETFの購入も可能な証券会社は国内に3社しかないため、その3社での比較を行います。

  SBI証券 楽天証券 マネックス
証券







~約25万円
50.8 香港ドル
(約690円)
~ 10万円
540円
~ 約25万円
48.6 香港ドル
(約660円)
 約25万円~
約250万円
変動
(0.2808%)
 10万円~
100万円
変動
(0.54%)
 約25万円~
約250万円
変動
(0.27%)
 約250万円~
508 香港ドル
(約6,900円)
  100万円~
5,400円
 約250万円~
48.6 香港ドル
(約6,600円)
NISA ETFの購入手数料 無料
 SBI証券 楽天証券 マネックス
証券
 為替 手数料
(1万 香港ドル、

約14万円
当たり)
  500円
*住信SBIネット
銀行
経由
 1,500円
(上海A株
2000円)
1500円
 ETF 取り扱い数 44
44 39
 中国株
取り扱い数
1555
910
(上海A株
250含む)
2266

*売買手数料は税込価格です。為替手数料はスプレッドから算出しています。

中国市場だと、より複雑になります。

各社の特徴を挙げると・・・

【SBI証券】

◎ グループ会社の住信SBIネット銀行と組み合わせて、利用すれば、為替手数料を下げることが出来ます。

積み立て購入時に、同時に少しづつ両替も行って、為替変動リスクを和らげたい方には向いています。

【楽天証券】

〇 香港市場だけでなく、中国本土の上海市場の株も購入出来ます。

【マネックス証券】

〇 売買手数料、中国株(香港市場のみ)の取り扱い数では、有利です。

米国市場との比較とも併せて、ご考慮下さい。

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<海外証券会社での比較>

次に、海外証券会社を紹介します。

海外証券会社では、取り扱い数や手数料の点で、国内証券会社よりも有利です。
(海外の銘柄に制限はほとんどありません)

一方、日本の法律が適用されず、証券会社破綻時のリスクが高かったり、NISAが適用されなかったり等のデメリットがあります。
(海外証券会社であっても、分別管理はされています)

 海外証券会社でのリスクと対策→海外証券会社で起こりうる 口座 強制閉鎖への対策 共有しましょう

海外証券会社として、インタラクティブ・ブローカーズ証券(以下、IB証券と略)、Firstrade を紹介します。

  IB証券 Firstrade
日本語
対応
×
(英語、中国語)
口座維持
手数料
月 10 米ドル、
約1070円
(10万 米ドル、
約1070万円以上の
口座残高で無料)
無料
 売買
手数料
 1株当たり 0.005 米ドルで
最低 1米ドル、約107円
*月の口座維持手数料を
超えなければ無料
 1取引当たり
2.95 米ドル、
約315円
IB証券 Firstrade
 為替
手数料
  1取引当たり
2 米ドル、約214円
*月の口座維持手数料を
超えなければ無料
 送金前に
両替必要
必要最低
入金額
1万 米ドル、
約107万円
 なし
 備考  ー  口座開設時
パスポート必要

IB証券には口座維持手数料があるため、ある程度、資金量があったり、複数銘柄を頻繁に取引する方向けです。

Firstradeは、どちらかというと少額資金での長期投資向けです。日本語対応はしていません。

もう少し、どんな証券会社か補足説明します。

【IB証券】

IB証券は、米国にあるInteractive Brokers LLCの日本の子会社です。

Interactive Brokers LLCは、米・バロンズ誌より、7年連続で、トップ・オンライン・ブローカーとして、評価を受けています。

他、現在、いくつかの米国の情報誌で、評価されています。

【Firstrade】

日本在住の日本人が口座開設出来る、手数料等の条件が最も良い、米国の証券会社です。

Interactive Brokers グループより、会社の規模は、3~4倍程大きいようです。

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では、各証券会社特徴、まとめます。

   特徴
国内証券会社
共通
銘柄数や手数料で不利だが、NISA等に対応
(NISAを利用したETF購入時は手数料無料)
SBI証券
グループ会社との連携で、為替手数料安く出来る
楽天証券 ポイント還元、中国本土への株投資も可能
マネックス証券
 国内で見ると、銘柄数最多
 海外証券会社
共通
 日本の法律は適用されない一方、銘柄数や手数料で有利
(銘柄はほとんど制限なし)
 IB証券  口座維持手数料かかるが、他手数料は安く日本語対応出来る
Firstrade  日本語対応していないが、手数料等の条件は最も良い

以上です。

貴方の投資に合う証券会社探しの一助になれば、幸いです。

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【関連記事】

ウェルスナビ VS 米国株ETF 長期の過去検証してみました・・

ETFを インデックス型投資信託との 数値の比較で、説明します。

金融機関、どこがいいのか迷ったら→→ 具体的な数値で比較した結果

・掲載情報の確認は2018年3月11日~12日に行っております。
・為替(米ドル/円、香港ドル/円)はInvesting.comより、
2018年3月11日時点での価格を入手し計算しております。

(1 米ドル = 106.81 円、1 香港ドル = 13.6274 円)

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